日本の選挙の投票はガラパゴス式?誤字は無効票に!白票でも大丈夫?

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日本で行われる選挙の常識となっている

記名」の投票方法。

 

実はこの当たり前となっている

記名式の投票方法が世界的にみると

ガラパゴス式とされる少数派であることを

ご存知ですか?

 

また無効票のうち、誤字による無効票が

約4割を占めているとも言われています。

 

そこで記名する投票方法「自書式」と

世界の国々で採用されている投票方法との比較をしていきたいと思います。



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選挙の投票方法は?日本はガラパゴス式?主流は記号式

投票方法

【参議院議員選挙】
  1. 受付
  2. 本人確認
  3. 投票用紙の受け取り(選挙区)
  4. 記名(選挙区)
  5. 投票
  6. 投票用紙の受け取り(比例代表)
  7. 記名(比例代表)
  8. 投票

以上のことからわかる通り

選挙区選出議員選挙の投票

比例代表選出議員選挙の投票

2種類の投票が行われます。

 

日本で今現在主流の記名タイプの投票ですが

選挙区の場合は「候補者名

比例代表の場合は「政党名or候補者名

を有権者自らに記名させる

日本独特の「自書式」を採用しています。

 

この自書式の選挙方法は

先進諸国の中で唯一日本のみが採用している方法になります。

先進諸国が採用している主流の選挙方法は?

 

世界的には日本のような自書式ではなく

「記号式」を採用しています。

なぜ自書式を採用しているのか

 

先進諸外国が記号式の

投票方法を採用している中

なぜ、日本だけが自書式の投票方法を

採用しているのでしょうか?

 

その理由として言われているのが

記号式投票用紙の場合

並び順で先頭の方が有利、後ろの方が不利なのではないか

と政治家の中での認識があるそうです。

 

実際、日本でも1994年に公職選挙法が改正され

記号式の選挙方法が認められました。

 

が、以上のような認識が強く

政治家は名前を書いてもらう仕事

という古い考え方の声も多く中々根付かず

翌年の95年に自書式に戻されてしまいました。

※一部の自治体の首長選挙に採用されましたが国政選挙では一度も採用されませんでした。

誤字の無効票、白票について

 

一字でも漢字が間違えば無効票になりますし

また名前以外に肩書やメッセージの「がんばれ」などを書いても

無効票になってしまいます

また、SNS上では

白票でもいいから投票に行こう!

と発言されている人もいるようですが

有効投票数のみがカウントされますので

白票では意味がありませんのでご注意下さい。

 





まとめ

 

この自書式を採用しているがために

日本の政治家は候補者名として

漢字を間違えることの無いよう

ひらがなで登録している候補者が多いのだそうです。

 

確かに、難しい漢字の場合や

斎藤・渡辺のように同字読み方でも

色々な漢字がある名字の方の場合

間違えてしまう可能性も十分ありますよね。

 

また、投票箱に投票した後に

自分の票が有効票なのか無効票なのかも

確認もできないため、せっかく投票に行ったにもかかわらず

字を間違えてしまったがために無効票に

なってしまうのも悲しいですよね。

 

実際に公表されている数字として

全体の無効票のうち誤字による無効票は

約4割もいるそう。(白票の方が多いのも驚きですが)

 

自書式ではなく記号式の方が

誤字にならずいいのではないかと思いますよね。

 

ただ、有効票のうち無効票の割合は

毎回数パーセントほどで政治家としては

重要な事項ではないというのが現状なのだそうです。

 

自書式で選出された政治家であっても

不祥事や失言問題は少なくならないですよね。

 

自分の名前を有権者に書いてもらったという意識

一票の重みを大事にしてもらいたいですね。

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