2019年7月21日に投開票される
参議院議員選挙ですが
新たに”特定枠”というものが
できたことをご存知ですか?
そこで新たに加わった
特定枠についてまとめて行きたいと思います。
ちなみに2019年の参議院選挙の
日程や期日前投票に関してはこちらをご覧ください。
参議院議員選挙2019の日程!期日前投票はいつからいつまで?
参議院議員選挙2019の仕組みとは?特定枠ってなに?
7月に行われる参議院議員選挙は
第25回参議院通常選挙といい
7月28日の任期(6年)満了に伴い
3年に一度、半分ずつ行われる通常の選挙です。
今回選挙されるのは半分の124名で
そのうち50名が比例代表選挙によるものです。
特定枠ってなに?
今回話題になっている特定枠ですが
2018年の公職選挙法の改正で
比例代表の新しい仕組みとして導入されたものです。
(議席数も6名増えました。)
今までの比例代表選挙は
・政党VS政党→50の議席争い
・党内の候補者VS候補者→当選争い
という争いの選挙で、
より具体的に有権者の民意が反映されるものでした。
(このやり方を非拘束名簿式と言います)
出展:NHK選挙WEB
ですが今回の選挙は所属する党が獲得した議席を
党内の候補者同士で争う非拘束名簿式と
優先的に当選させたい候補者の名簿から
順番に当選させる枠
を併用した制度
ということなんだそうです。
特定枠と合区の関係
参議院の選挙区は基本的に
各都道府県を選挙区としてきましたが
一票の格差が問題となったため
「鳥取県と島根県」、「徳島県の高知県」が
一つの選挙区=合区となりました。
法案を提出した自民党は、「合区」された「鳥取県と島根県」「徳島県と高知県」の選挙区で候補を擁立できない県からも、この特定枠を活用して確実に議員を出せるようにしたい考えです。
NHK選挙WEBより引用
※補足情報※
- 特定枠を利用するか
- 何人に利用するのか
は、各政党が自由に決められますが
この特定枠の候補者は選挙事務所・選挙カーを利用した
個人の選挙活動は認められていません。
また、今回の第25回参議院通常選挙で
利用特定枠を利用する政党は自民党と
れいわ新鮮組、労働の解放をめざす労働者党が利用するそうです。
Twitter上では・・・
特定枠ができたからというのもあるけれど、比例の投票行動って難しいな、いろんなファクターが考えられるなと感じている。誰を受からせるべきか、そして、誰が落ちるべきかを考える。
— walker_hotate (@walker_hotate) 2019年7月14日
参院選のシステムは、選挙に慣れてないひとには難しすぎるよね。比例区だけでも難しいのに、特定枠とかさ。投票率上げる気ないでしょって思う。もっとシンプルにならないものかな。国も選挙も良くしたければ制度設計がとても大切。
— 詩森ろば (@shimorix) 2019年7月13日
これは難しい。特定枠はないに越したことはないと思うけど、現状「鳥取・島根」と「徳島・高知」が合区である以上、この地域の議員も出すにはこれしかないと思う。地方の声を反映させるために致し方ない。
— Guten_Morgen (@Guten_Morgen) 2019年7月7日
まとめ
今回調べてきた新しい制度の
比例代表の中の”特定枠”
とても難しく、ややこしい制度
だということが分かったかと思います。
18歳から投票権を有するにも関わらず
中々理解するには難しい内容だと思います。
また、若年層の政治への関心や投票率にも
大きく関わる問題なのではないかと思います。
ですが、マスコミは
ニュースなどでは中々扱っていませんし
取り上げてもあまり詳しく
説明しようとはしていないのが現状です。
また、まとめてある記事を見ても
難しい説明ばかりで理解するのも一苦労ですよね。
筆者も色々と調べてやっとここまでたどり着けました。
みなさんのお役に立てればと思います。
コメント