台風の番号と名前の付け方とは？名前を決める台風委員会って？

ひこの時期になると

台風情報って誰しも気になる情報の一つですよね。

ニュースでも連日

台風情報が取り上げられています。

近年は異常気象もあってか

台風の発生数も多く感じますし

台風の大雨による被害も多いように感じます。

そこで台風情報で気になるのが

”台風〇号”

”台風の名前”

をニュースで見かけますが

この番号や名前はどういった経緯でつけられているのでしょうか？

調べると出てくる

”台風委員会”

とはどういった機関なのかをまとめていきます。

台風の番号と名前の付け方とは？

台風の番号

日本において使われている

”台風〇〇号”の番号振りは

気象庁で行われています。

気象庁では毎年

１月１日～最も早く発生した台風を

台風１号

とし、以降は台風が発生した順番に２号、３号と

番号をつけています。

ちなみに、台風になる前の「熱帯低気圧」が台風に変化し

番号が付いた後、一度勢力が衰え熱帯低気圧になった後

もう一度勢力が強まり台風になった場合には

一度付けた番号を再びつけるそうです。

台風の名前の付け方

台風の名前はかつて

アメリカが人名をつけていましたが

２０００年以降、

北西太平洋もしくは南シナ海で発生した台風には

同領域内で使われている

加盟国が提案した名前１４０個の中から

順番に名付けることになりました。

台風委員会って？

台風委員会とは

本部がフィリピンのマニラにある

北西太平洋もしくは南シナ海発生した

台風防災に関する国際機関です。

（The ESCAP/WMO Typhoon Committee）

アジアと極東の台風被害と対策と実施を

行っている機関になります。

台風委員会の加盟国とは？

２０１９年６月現在は

１４か国が加盟しています。

• 中国
• 香港
• 日本
• ラオス
• フィリピン
• 韓国
• タイ

以上の７か国が１９６８年の設立当初から

加盟していた国です。

その後加盟した国はこちら

• カンボジア
• マレーシア
• ベトナム
• マカオ
• 北朝鮮
• ミクロネシア
• アメリカ合衆国

ちなみに・・・

近年の台風の年間平均発生数は２５.６個です。

２０１９年６月に発生した

令和初の台風３号の名前はセーパット（Sepat）という名前で

これはマレーシアが提案した１４０個のなかの３６番目の名前になります。

次に発生した台風、台風４号にはリストのなかの

３７番ミクロネシアが提案したムーン（Mun）

という名前が付けられることが決まっています。

１４０個の名前をぐるぐると

使いまわしていくことになります。

１４０個の台風の名前リスト（Name list of 140 typhoons）

まとめ

台風の名前がすでに決められているリストの

順番通りに名付けられているなんて驚きですね。

また、その台風の被害があまりにも甚大だったり被災される方が多かったりなどした場合はその名前は永久欠番のような形で保存され以降には使われないこともあるそうです。

その際は加盟国からの要請で台風委員会が判断するそうですよ。

また別の地域から来た台風に関しては台風委員会の範疇外なので

先ほどのリスト以外の名前が付けられることもあるそうです。