日本が韓国を”ホワイト国”のリストから除外し、
半導体の輸出規制をすることになったことから始まった一連の騒動。
そもそも
ホワイト国やそのリストについて
みなさんご存知ですか?
これだけの国際問題になっているにも関わらず
お恥ずかしながら詳しくは知らないため
この機会に調べていきたいと思います。
また、小さな子供にも説明できるよう
わかりやすくまとめて行きたいと思います。
ホワイト国とは?ホワイト国の一覧とキャッチオール規制について
ホワイト国とは
- 大量破壊兵器などに関する条約に加盟
- 輸出管理レジームにすべて参加
- キャッチオール制度を導入している
この条件を満たしている国は
大量破壊兵器の拡散の恐れがないため
俗称として”ホワイト国”と呼んでいます。
正式には
輸出貿易管理令表第3に掲げる地域
と言います。
キャッチオール規制とは
自国が輸出しようとしているものや技術が
- 大量破壊兵器などの開発・製造・使用または貯蔵
- 通常兵器の開発・製造または使用
以上のように用いられることを
輸出する側が知った時、
経済産業大臣が許可申請の指示があった時に
経済産業大臣の許可が必要になる制度です。
※大量破壊兵器等…核兵器・軍用の細菌、化学製剤または散布のための装置・300㎞以上運搬できるロケット・300㎞以上運搬できる無人航空機
キャッチオール制度は
「大量破壊兵器キャッチオール」と
「通常兵器キャッチオール」
の2種類があります。
この2種類のキャッチオールを
「客観要件」と「インフォーム要件」の
2つの要件で規制しています。
【客観要件】
輸出者が何に使われるのか、必要としている人はどんな人なのかの確認をした時に
兵器にまつわることが確認されたら許可申請が必要。
【インフォーム要件】
兵器にまつわることに用いられる可能性があるとして
経済産業大臣から許可申請の指示があった場合に許可申請が必要。
ということだそうです。
経済産業省の表現なのですが
少し回りくどい表現なので・・・
平たく言うと
「兵器に使ってるんじゃないかな?」
「怪しいなーっていう噂聞いたよ?大丈夫?」
って時にはちゃんと申請して許可を得てから
じゃないと輸出しないよ
という制度です。
また、このキャッチオール規制を導入している
ホワイト国への輸出であれば
輸出したものが兵器になり、そして
兵器の拡散の心配はないので
キャッチオール規制の対象からは外れています。
ホワイト国一覧
- アルゼンチン
- オーストラリア
- オーストリア
- ベルギー
- ブルアリア
- カナダ
- チェコ
- デンマーク
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- ハンガリー
- アイルサンド
- イタリア
- ルクセンブルク
- オランダ
- ニュージーランド
- ノルウェー
- ポーランド
- ポルトガル
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- イギリス
- アメリカ
- 韓国
※2019年7月26日現在
ホワイト国から韓国の除外の件についてTwitterでは
まとめ
今現在、問題になっている件に関して
国民の関心も高いかと思いますが
ニュース番組で取り上げられていた印象とは
少し違うように感じました。
自分の勉強不足でもあるのですが
韓国への輸出を禁止する
かのような連日のニュースとは
明らかに違いました。
情報を操作される、というのは
こういうことなんでしょうか?
今後も政治のことなどでも
わからない場合など調べていきたいと思っています。
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